DeckSmith
style.yamlで、作りたいPowerPointのデザイン・表現形式を指定する。 DeckSmithは、スタイルYAMLをAIが解釈して、内容に合わせた編集可能なPowerPointを作るツールです。配色だけでなく、書体、文字の大小、構図、画像の扱い、質感まで指定できます。
用意されたテンプレートやプリセットから選ぶ方式ではありません。同じ原稿でも、style.yamlを変えることで別の表現へ再設計できます。実現できない指定は、黙って無視せず制約を説明します。
スタイルYAMLの作り方は、こちらのQiita記事を参照してください。 作成したYAMLを style.yaml として渡せます。NotebookLMの利用は必須ではありません。
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配布ZIPは次の2種類です。AIツール別にダウンロードし直す必要はありません。
decksmith-vX.Y.Z.zip:通常版。Codex・Claude Code・GitHub Copilot・Gemini CLI用の共通Skill、登録情報、ローカルプラグインのカタログ、導入処理を同梱。実行環境は別途準備します。decksmith-vX.Y.Z-portable-win-x64.zip:Windows用PORTABLE版。共通SkillとPython・Node.js等を同梱します。
通常版には各ツールの登録情報が共存しますが、利用しないAIツールのインストールや契約は不要です。Gemini CLIでの実利用は未検証です。
作業フォルダーは、原稿・設定・参考資料を入れる setting/ と、生成結果を保存する output/ を同列に分けます。setting/decksmith.yaml の出力先は既定で ../output です。
- 手順全体:利用ガイド
- Windowsで環境準備を減らしたい方:PORTABLE版ガイド
- 入手先:GitHub Releases(各リリースに実際に添付された配布物を確認してください)
ローカル実行が主対応で、常駐サーバー・MCP・追加のLLM APIキーは不要です。ブラウザー対応は任意の試験として扱い、実行環境が使えない場合はローカル版を利用します。
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利用する環境と導入方法
| 使い方 | 向いている場合 | 導入・呼び出し |
|---|---|---|
| 作業フォルダーにスキルを登録 | Codex・Claude Code・GitHub Copilotから、そのフォルダーで繰り返し使いたい | 通常版の登録処理を使う。Codexは $decksmith、Claude Codeは /decksmith。詳しくは利用ガイド1.3 |
| ローカルプラグインとして導入 | Codex/ChatGPTデスクトップ・Claude Codeでプラグインとして管理したい | 通常版のローカルカタログを登録する。Claude Codeは /decksmith:decksmith。詳しくは利用ガイド1.4 |
| Windows PORTABLE版を直接指定 | Windows x64でPython・Node.js等の個別準備を減らしたい | ZIPを丸ごと展開し、同梱のSKILL.md・ガイド・decksmith.cmdを指定する。PORTABLE版ガイド |
| 通常版のSKILL.mdを直接指定 | スキル登録やプラグイン導入をせずに試したい | 通常版を展開し、SKILL.mdの実際のパスをAIへ伝える。利用ガイド1.5 |
| ブラウザー版Claude/ChatGPTで試す | ブラウザーだけで実行できるか検証したい | 実験用ZIPとブラウザー試験ガイドを使う。正式対応には含めない |
通常版はどの呼び出し方でも実行環境の準備が必要です。PORTABLE版はフォルダー全体を保ち、スキル部分だけをコピーしないでください。同じスキルを作業フォルダーとプラグインに重複登録する必要はありません。
ローカルプラグインは登録情報と配布物を検査済みですが、各クライアントの実画面での導入確認は未実施です。ブラウザー版の生成・プレビューまでの実行と、Gemini CLIでの実利用も未検証です。
依頼内容の渡し方
| 依頼 | 渡すもの・伝えること |
|---|---|
| ファイルにまとめた内容から作る | brief.md、style.yaml、必要なら decksmith.yaml |
| チャットに書いた内容から作る | 題材・対象読者・目的・必須内容をチャットで伝え、スタイルと生成条件を指定 |
| 参考資料をもとに作る | PDF・原稿・画像を渡し、内容の根拠にする資料と見た目だけの参考を区別 |
| 同じ内容でデザインを変える | 元の原稿・内容を保持し、別の style.yaml で別名の資料を生成 |
| 生成した資料を修正する | 同じチャットで対象ページと変更点を指定し、元の出力を残して再生成 |
例えば、スキル登録したCodexでは次のように依頼します。他の導入方法では、先頭を利用ガイドの呼び出し例に置き換えます。
$decksmith
setting/brief.mdの内容を、setting/style.yamlのデザインでPowerPointにしてください。
生成条件はsetting/decksmith.yamlに従い、output/へ保存してください。
本文・数値・基本図形は編集可能にし、全ページのプレビューを確認してください。
出力と画像の選び方
| 出力 | 条件・確認状態 |
|---|---|
| PPTX+プレビュー | LibreOffice+Poppler、またはWindowsのPowerPointを使用。全ページを確認する |
| PPTX+プレビュー+PDF | 上記に加え、output.pdf: true を指定 |
| PPTXのみ | output.renderer: none と output.pdf: false を指定。見た目未確認として納品 |
画像は、提供画像のみを使う、利用環境の画像生成も使う、画像なしで構成する方法を選べます。画像生成機能の有無はAI環境によって異なります。具体的な依頼例と設定は利用ガイド2章を参照してください。
Windows PORTABLE版 — ZIPを展開して使える正式な配布方式
Python・Node.js・npm・描画ライブラリの個別インストールは不要です。 Windows x64用のPORTABLE版には必要な実行環境を同梱し、decksmith.cmd から起動します。LibreOffice・Popplerも不要です。
ただし、すべてのソフトが不要という意味ではありません。
- AIエージェント(例:VS CodeのCodex/Claude Code)と、その利用契約・認証は別途必要です。
- プレビュー・PDFを作る場合は、インストール・認証済みのWindowsデスクトップ版PowerPointが必要です。
- PowerPointなしでもPPTXだけ生成できます。その場合は「見た目未確認」として出力します。
- フォントはPCにあるものを利用します。
Macや自分のPython/Node.jsを使う環境には、通常版を用意しています。PORTABLE版はWindows x64専用です。
3つのファイルで依頼する
| ファイル | 指定するもの |
|---|---|
brief.md | 何を伝えるか:題材・対象読者・目的・ページ構成・必須内容 |
style.yaml | どう見せるか:配色・書体・構図・画像表現など |
decksmith.yaml | どう生成するか:サイズ・言語・文字量・画像方針・通信制限・出力方式 |
原稿や制作条件はプロンプトでも指定できます。全設定入りの雛形を用意しているため、decksmith.yaml を1から書く必要はありません。内部の構成・配置ファイルはAIが作成します。
主な機能
- 任意のスタイルYAMLを解釈:スタイル名から固定構図を選ぶのではなく、資料ごとに設計します。
- サイズと言語:既定は横長16:9・1920×1080px。縦長・正方形・任意寸法にも対応。
日本語やenglishなどの言語名も指定できます。 - 文字量は5段階:minimal/less/normal/more/dense。口頭説明は話者ノートへ整理し、必須の数値や条件を保持します。
- 画像の量・種類・色調:提供画像の活用と、利用環境に備わった画像生成に対応。ページ別の指定を優先できます。
- 編集可能なPPTX:文字・数値・基本図形・パスは編集可能。写真や生成画像そのものは画像として配置します。
- 確認と修正:プレビューを確認して再生成し、既存の出力は上書きしません。PDFも任意で出力できます。
画像生成できない場合は、画像なしで再配置するか、画像位置の四角に生成プロンプトを記載するかを人間に確認します。後者は「画像差し替え待ち」として納品します。
通信と承認
privacy.mode の既定は restricted。利用中のAIサービスの組み込み機能とローカル処理を使います。Web検索・外部サービスはnormalを含む全モードで人間の事前承認が必要です。restrictedでは制限の例外であることも明示します。初回セットアップの取得も、AIが行う場合は事前に確認します。
開始時に通信方針と画像生成の利用可否を案内します。原稿・画像・プレビューは利用中のAIサービスへ送信され得ます。これはAIの操作ルールであり、OSの同期や拡張の通信を遮断する機能ではありません。
利用環境と対応範囲
導入方法と検証状況は「使い方を選ぶ」を参照してください。DeckSmith自体は独立したVS Code拡張ではありません。AIや画像生成機能が異なれば、同じ指定でも結果は異なります。
通常版はPython 3.9+、Node.js 18+と描画ライブラリを用意します。プレビューはLibreOffice+Poppler、またはWindowsのPowerPointを使用。PPTXのみなら変換ソフトは不要です。YAMLライブラリは同梱しています。
専用のネイティブ表・グラフ要素や複雑なマスクなどは未対応です。フォントはPPTXへ埋め込まれないため、閲覧先で改行や見た目が変わる場合があります。
バージョン
vx.y.z(メジャー・マイナー・bugfix)形式です。配布物直下の VERSION、実行開始時の表示、生成記録で確認できます。PORTABLE版は decksmith.cmd --version でも確認できます。
この文書は現在のソースの仕様です。正式な配布方式の採用と、更新版ZIPの公開は別です。公開済み配布物の内容は、リリースの説明とVERSIONを確認してください。